当院の診療方針です。ぜひ御一読下さい。
インフォームドコンセント(説明と同意)と患者さんへのお願い
患者さんの口腔内(口の中)状態を理解してもらう事、可能な治療方針を提示した上で患者さん自身が納得安心して治療方針を選択して、治療を受けてもらう事を目標としています。
このことは安心安全な治療のためだけではありません。
患者さんの健康への価値観が高まることが生涯に及ぶ歯の健康の維持に不可欠だと考えているからです。
何でも食べられ、思い通りに会話が出来て、自信をもって笑う、当たり前のことがいつまでも続けられるために、医療チーム全員から患者さんにお願いし守っていただくこともあります。
良質な診療を目指して
歯科医療は急速に進歩しています。
私たちスタッフも常に研鑽を積むことにより、目の前の一人ひとりの患者さんに合った治療を選択してもらい、提供できるように努めています。
その結果、健康保険診療の範囲を超えた治療を提案することもあります。なぜならば、予防、インプラント治療、矯正治療といった、現在の歯科治療の中心となり、生涯にわたる健康のために欠く事ができない診療は、保険適応を認められていません。
もちろん、健康保険の範囲内でも最大限の対応はしますが、ただ費用が低いという理由だけで、治療方針を決定されてしまうと、本当に必要な治療でなくなる可能性があります。
現在の歯科の健康保険制度は、生涯にわたる歯の健康を願う人たちの思いに充分に応えられる制度ではないことをご理解いただきたいと考えています。
予防が大事
歯科医療の最も大事なことは、疾病(虫歯や歯周病)を未然に防ぐことにあります。
口腔の健康は一度失ってしまうと、どれほど時間やお金を積み上げても、元の状態には戻らなくなることがあります。
いつまでも何でも食べられ、しっかり話せ、にっこり笑えるという当たり前のことも、口腔の健康があって初めて成立するものです。
痛みや不安がないという健康的な生活、あるいは文化的で活動的で充実した毎日を送っていただけることが私たちの願いです。
口腔の健康が全身の健康に貢献するという報告も多数存在します。口腔の健康を通して、長命長寿を実現していただきたいと考えています。
院内感染の防止
常に治療環境を清潔に保ち、治療器具、機材他に対しての滅菌・消毒に取り組んでいます。
その結果、院内感染に対して、万全の体制で診療を行っています。
歯の寿命を長くするために
歯の切削量をできるだけ最小限にしています。
これは歯の寿命を延ばすために大変重要なことと考えています。
人と人との長い関係作り
歯科医療は、医学を根底としていますが、医療の対象となるのは疾病だけではなく、疾病を持つ人です。目の前の患者さんを取り巻く状況を踏まえて初めて医療として成立すると考えています。
治療はその場だけの一時的なものではなく、長期にわたり、良好でなければ意味を持ちません。
つまり一人ひとりの患者さんと長い関係を作り、常に良好な状態が保たれてはじめて、治癒した、と考えています。
医療を行う対象が疾病だけでなく、その疾病を持つ人であるならば、一人ひとりの患者さんとの信頼関係を築くことを目指し、長期にわたり治療成績を良好に維持することを心がけなければならないと考えています。
少し高い目標を掲げていますが、その目標の達成を喜べるような医療チームであり続けたいと考えています。