みなさんは自分の体を愛することができますか？
鏡と対峙して裸の自分と向かい合ったとき何を感じますか？
風呂場に鏡を置いたのがきっかけです。今まで気にも留めなかったことが気になってしょうがなくなりました。体重計のその数値納得してますか？
フルマラソン完走5回を超えると、走ることは私の日常であり、やせることは自分でなんとかなります。だけれど、体質なのか筋肉がついていない、そしておなか周りを減らすことは難しい。一回でもいいから割れている腹筋見てみたい。
自分で本を買って勉強してみてもなかなか筋肉がつかない。肉が付かない体質か？とあきらめていたところ、あるきっかけでトレーニングジムの門をくぐることに。
そのジムのポリシーは「人は変われる」人は本来なりたい自分があり変化したいけれど、自分ひとりの力でできる事は少ない、だから正しい方法でサポートするというもの。
これって、でも私の仕事の歯科医療と共感できることがものすごく多い。不健康を健康に変えても、生活習慣を変えなければすぐ戻ってしまう。ダイエットでいうところのリバウンド。せっかく歯をきれいに治してもすぐ壊してしまえば 結局束の間の満足じゃないですか。
仕事では正しい方法技術知識を提供し、サポートする側だけれど、逆の立場に立ってみると見えてくることもきっとある！そう思って今まで持ち上げたことのないバーベルダンベル上げたり下したり押したりぶらさがったりを始めてみました。
それにしても今までマッチョな方々を誤解していました。すみません。
彼らは決して頭の中まで筋肉ではありません。筋肉に対しての解剖学、トレーニング方法、器具の取り扱い、栄養学、自分を追い込むメンタルの管理、狙って動いて手に入れる 自分で目標を定めてそれを実現する意志の強さ、それらの総合芸術で成り立っていたのですね、あの筋肉は。
担当してくださるトレーナーの方も、すれ違うだけで風圧を感じるほど、嵐がきてもびくともしないほどの筋肉なのだ。嵐のマッチョマンとお呼びしたいほど。（昔とんねるずの歌で嵐のマッチョマンってあったのご存知？）
なんでも正しい方法でやらなければだめなのを痛感しました。
キーワードはパンプアップとオールアウト。パンプアップとは筋トレのあとにその筋肉に血液が流れ込んで体温が上昇し、赤みが差し膨張した状態、オールアウトとはへとへとになった状態。オールアウトを超えてパンプアップ、そこにプロテインの摂取。これがマッチョへの正しい道のり。
ランナーズハイならぬパンプアップハイ（これ私の造語）を楽しめればマッチョの端くれ。
走っているとなんだか心地よくなってずっと走り続けられるような気がする時があります
しかしバーベルを持ち上げていてもずっと続けていられるような気持になることはあまりないかも でも こんな面倒なことが続けてやっていられるこの自分が少し誇れるようになるのは事実 何のため バーベルの上げ下げの向こうに何が見えるのか
栄養学もすんごい大切。今までこんなことも知らずによくやってこれたなぁと思うくらい食べることもこだわりがなかった これでは筋肉はできない
目標では最初の2か月で1日4食を繰り返し6kg増量してその後の1か月で完全糖質制限で3kg減量の予定でした
実際は2か月で何と9kg増量 1日4食＋プロテイン流し込むこと2回 タンパク質、倍量+どんぶり飯 週に3回のハードな筋トレ この筋トレも故障寸前まで相当追い込む チョットやりすぎてあまりに体重増やしすぎてなんだかもう別人 パワーものすごくついた 子供抱きかかえるのも軽々と けれど階段上がるのも息も絶え絶え 着ぐるみ姿で歩いているみたい シャツのボタンがはまらない経験したことあります？わたしあります
3か月後にフルマラソン走る人とはとても思えない その後必死の糖質制限を約2か月半続けて何とか6kg減量 糖質制限ってどのくらいかというと
完全にOff 白米パンは絶対ダメ うどん そば ラーメンが恋しい 更に禁止食品が続く ジャガイモ サツマイモなどの穀類 トマトピーマン 根菜類 ニンジン 大根 さらにチョコレート スイーツはもってのほか 果物一切ダメ トンカツ 天ぷら から揚げなどの揚げ物もダメ ギョーザの皮もダメ それから原則お酒もダメ マヨネーズ ケチャップもダメ 牛乳ダメ豆乳に切り替え キャベツきゅうりナッツ類で空腹をやり過ごす
合間にフルマラソンに備え走りこむ これを約2か月半 年末年始といえども クリスマスケーキは匂いだけ年越しそばもお雑煮のもちも少し口をつけただけ これを東京マラソンの一週間前まで続ける 体の中は たとえていうと ガソリンタンクがカラになったようで本当に力が出ない
ここから少しづつ糖質を取り続け マラソン前日は 糖質祭り うどん ケーキ うどん ケーキ うどん ケーキ 間食に蕎麦 これでガソリン満タン 体の隅々まで 潤いがしみ込む快感
これで臨んだマラソン本番は 今までの中でベストの仕上がり まさに自分史上最高の肉体で42キロに挑む とっても快調で 本当に疲れなかった
ボディメイク6か月トータルで3キロ増量だけど 筋肉は4キロ増えた 鏡を見てニンマリ そこは依然と別世界 ポーズをつけて「カッコよくなった」。
家族からの歓声がうれしい 体脂肪率も14%⇒19%⇒ひと桁 10%切ると腹筋がうっすら見えてきた。
トレーナーには「増量と減量を繰り返しながら体を思い通りに作るのがボディメイクの醍醐味ですよ わかってきましたか？」と言われ やや納得 欲も出てきた もう少し上腕二頭筋（腕の力こぶ）が欲しい
増量と減量どっちが大変かというと 私の場合増量の方が大変 普段から小食であんまり食べなくて せっかく作っても作りがいない と言われるほどだから 食べるの我慢する方が楽です こんなことを書くと驚く人が多いかもしれませんね
ダイエットとバルクアップ（筋肉を作ること）の実証実験完了 ノウハウがわかったのでこれで後は独り立ち トレーナーなしでこの体型を崩さないのが難しい
ありがとう嵐のマッチョマン
元の体にはもう戻りたくない これが後戻り防止のモチベーションになる
いったい何のため？今年の夏はビーチの視線を独り占め という年齢でもない 50歳過ぎての介護不要の体つくりか 何という立派な心掛け 勤続疲労を解消し、持病の肩こり腰痛をやっつけ、呼吸と姿勢を整え、目指すのはラグビー選手のような走れるマッチョ。
皆さん私を見かけても「脱いで～」とか「筋肉見せて～」とか言わないでくださいね その気になってしまいますから
Let’s Pump up
