私は現在神奈川県秦野市で歯科医院を開業していますが、少年時代は千葉県で過ごしました。出身高校は千葉県立佐倉高校ですが、この高校は佐倉藩の学問所のころから数えると200余年の歴史を持つ古い高校です。しかしそれよりも全国的には読売巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏の出身高校として知られています。

私は野球部ではなかったのですが、私にとって長嶋さんが同じ高校の大先輩であることは大きな自慢であり、心の支えでもあります。
少年時代、やはり私も野球が好きで、このプロ野球のスーパースターのプレーをまねして背番号3に憧れて野球をした最後の世代ではないでしょうか。
高く目標を掲げて強い情熱でその目標を実現していく姿は意思の弱いこの私にとっては大きな励みとなり勇気付けられたものでした。

その球界だけでなく日本の太陽が突然の病に倒れるというニュースが流れたときは心の底から驚いただけでなく、長嶋さんも不死身ではなく生身の体を持つ人間だったのだなあと思いました。
当初思われていたよりも症状が深刻で、命に別状はないものの体に麻痺が残り、懸命にリハビリが続いている現状に対して私にできることはただひたすら回復を祈る事しかありません。

不死身の体でなくてもスーパーアスリートであった体には、通常の人よりは強い回復力がきっと眠っているのではないでしょうか。私の描く未来のシナリオでは、驚異の回復により北京五輪日本代表監督として復帰し、見事念願の金メダルを獲得することになっています。そして病気を克服して同じ病気を持つ人だけでなく、多くの日本国民を勇気付けたその功績により国民栄誉賞を授与される。こんな展開が待ち受けているような気がしてなりません。長嶋さんだけにこのような復帰のストーリーが実現しそうな気がします。長嶋先輩には常に陽の当たるひまわりのような存在でありつづけてほしいと切に願っています。